キャセイパシフィック航空の止まらない欠航

  以前のブログで書いた話を再度書く。24日の夜にバンコクを出て、25日の午前2時ぐらいの便で成田空港に向かうはずであったが、その深夜便が突然キャンセルとなり、新たに提示されたのがCX548便で、香港を25日の8時55分に出る便であった。交渉したが、便の変更はなく、代わりに香港泊のホテル手配で妥協することになった。

  しかし、話はそこでは終わらず、さらなる欠航が発生した。21日の金曜日にバンコクに着いて一息ついているところにメールが来た。なんと今度はCX548便がキャンセルとなった。すっかり旅気分は吹っ飛び、日本に帰れるのかと不安に思った。そして数時間後に更なるメールがきて、今度の提案はCX542便で25日の16時25分香港発、羽田に21時15分着であった。この便だと家に着くのは11時過ぎ、しかも香港で半日どう過ごすかという問題もあった。香港もコロナウィルスがかなり蔓延しているので、とても観光気分になれない。

  そこで翌日の22日の土曜日にバンコクキャセイのオフィスに電話しようと思ったが、土日は休みであった。そこで急遽、スワンナプーム空港のキャセイパシフィック航空のチケットカウンターに行くことにした。

  空港に着いてキャセイのカウンターの場所を探すために出発便のボードを眺めていたら、その日の午後3時半の香港行きの便がキャンセルされていた。香港行きもいつキャンセルされるか、わからない状況となっていた。

  カウンターに行くと、当初提案されたのは、以前日本でも提案されたバンコクを24日の月曜日の午前6時に出て、その日の内に日本到着というものであった。勿論、却下した。そして更に出てきた提案は驚くべきものだった。なんとアライアンスの壁を乗り越えたANAの便であった。それもバンコク発の便で直接日本に帰れる便であった。もちろんビジネスクラスのままであった。災い転じて福となすとはこのことなのだろうか。思わずニヤニヤしてしまった。

  このような提案は二度のキャンセルのためなのか、そして日本の事務所ではこちらが代替便を要望したところ、拒否したのはただの怠慢なのだろうか。よくわからない。今は早く無事に旅が終わることを考えている。